基本編:TIPS 知ってると便利なこと
概要
ここでは知ってると便利な小ネタをまとめておきます。 思いついたら追加していく予定です。
retouch標準透明度指定
0〜16の17段階で透明度を指定する方法です。0が透明、16が不透明になります。
通常アルファチャンネル用グレースケールは256段階ですが、歴史的事情から retouchでは17段階がデフォルトになっています。 もちろん、α256として、256段階のグレースケール画像も利用できます。 レイヤーにα256属性が定義されるのは、
1.定義に使用する画像が256段階のマスクを持つ場合
2.明示的にα256を設定してレイヤーを作成した場合
のいずれかです。 透明度のグラデーションが重要な素材は、α256を利用してレイヤーを作成しますが、 通常は標準書式の17段階で充分間にあいます。
らのべえでは、α256がデフォルトになっています。
retouch標準透明度指定が必要になるのは、一部のコマンド内でパラメータを指定するときくらいです。
retouch標準透明色指定
透明色とは、アルファチャンネルが利用できなかった時代に透過部分を表現するための手法で、 フルカラーの場合は色情報が、パレットカラーの場合はパレット番号がその指定に利用されます。
表記 解説
-2 透明色はありません
-1 左上(0,0)にある色を透明色にする
0-255 指定されたパレット番号を透明色にする
retouchの標準透明色指定は主にパレット番号による指定ですが、 アルファチャンネルが利用できる現在では、互換性が重要な場合を除いて、使用することはほとんどありません。
RRGGBB形式
retouchで利用される色の指定形式。0xRRGGBB。
HTML等のカラー設定と同様、赤(R)、緑(G)、青(B)の成分を、0〜FFの256段階で表現します。
例:
  表記 解説
  FF0000 R=FF, G=0, B=0
  00FF00 R=0, G=FF, B=0
  0000FF R=0, G=0, B=FF
  808080 グレー R=80, G=80, B=80