概要
ここではらのべえで利用される標準的な式の記述方法を解説します。これは一般的な中置記法(挿入記法)とほぼ同様です。
なお符号反転のためのマイナス記号は手抜きがあって利用できません(単項の直値だけは例外です)。詳細は記述例を参照してください(記述例は一番下にあります)
式の要素
式は、関数、または「+-*/」の4つの演算子、および計算の優先順位を指定する半角カッコ「()」、
および下記の「右辺値や左辺値に利用されるレジスタ等の表記」からなります。
式の評価順
条件式と違って、通常の数式と同様です。その代わり、解析に多少負荷がかかります。
計算の過程で0で割られる操作が発生すると、デバッグメッセージを出力し計算を中断して0を返します。
ただし、この返される0に依存するコードを書いてはいけません。変更される可能性があります。
右辺値や左辺値に利用されるレジスタ等の表記
条件式の同項目を参照して下さい。
記述例
記述 | 解説 |
125+43 | 168になります。 |
R1200+43 | 通常レジスタの1200番の内容に43を足した値になります。 |
R1200+R400*L10 | 400番レジスタの内容に、ローカルレジスタ10番の内容を掛けたものを、1200番レジスタの内容に加えた値になります。 |
(R1200+R400)*L10 | 上記と似ていますが、先に足し算を行います。 |
-100 | -100になります。符号反転のためのマイナス記号は取り扱えませんが、単項の直値だけは許されます。 |
-R200 | この表記は現在のところ許されません。どうしても表記したい場合は、0-R200 としてください。 |
R100+(-200) | この表記は現在のところ許されません。R100+(0-200)、または、R100-200 としてください。 |
R100/-R150 | したがって、これもダメです。R100/(0-R150) や、0-R100/R150 などとしてください |
Q0+100 | フラグは0または1の値を持ちます。したがってこれは、セーブデータがなければ100に、あれば101になります。 |