エンドユーザーサポート
概要
ここでは、ExHIBIT.ini の[option]セクションの一部のキーについて解説されています。
このセクションには、主にデバッグや機能のテスト用にいろいろな設定が行えるようになっています。 なお、勝手に書き換えた場合、その結果についてはメーカーサポートの対象外になりますので、 元に戻せるよう、必ずExHIBIT.iniのバックアップを取ってから行って下さい。
凡例
[option]
key=value
...
WIDE_VOICE
立ちキャラの登場位置によってボリュームを左右にふる機能を、1なら有効に、0なら無効にします。省略すると0です。 ただし、[setting]セクションのVOICE指定が優先されるため、VOICE指定で、ワイドボイスが無効になっているときだけ参照されます。 近年では、ゲーム内のconfigから設定する場合も多いようです。
例:WIDE_VOICE=0
参考:[setting]セクションのVOICEキー指定
VOICE=flgValidVoice,flags
の形をしていて、後ろのflagsは省略されることもあります。省略すると、flagsは0と同じです。 このパラメータは、大抵sketch側の「プロジェクトの設定」で行われるため、直接操作することはまずありません。 flgValidVoiceが0なら音声のないゲームを、1なら音声のあるゲームを意味します。 flagsは32ビットのビットフラグになっていて、
0ビット:1の場合音声ボリュームのキャラ別管理をなしにします。
1ビット: 1の場合ワイドボイスを有効に、0の場合無効にします。
という意味になります。

例:VOICE=1,3
音声有りのゲームで、キャラ別音声管理+ワイドボイスONです。
messageWait
メッセージを表示する際、1文字を表示する速度をms単位で指定します。
省略した場合は0です。0以外が指定された場合、メッセージ領域のセンタリング機能が使われていると、 1文字ずつ表示するたびにセンタリングされてしまうため、文字が真ん中に集中して読めなくなります。ご注意下さい。
例:messageWait=15
flgDisableMovie
コーデックが足りないとか、linux等のWINE上の実行でムービー再生で先へ進めないなどという場合に、 このキーに1を設定するとムービー再生を単純に行わなくなります。省略されている場合は0(ムービー再生を行う)です。
例:flgDisableMovie=1