バージョン
このアーカイブに含まれている実行ファイルのバージョンは
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概要
sketchは、主にADVGを作成するためのオーサリングシステムで、最低限のプログラムの知識で、プロユースとしても市販最高レベルの2D演出を行うことができるようになっています。
sketchは、DEFUIと呼ばれるGUIとCUIの中間のUIを使用する前提で設計されています。
GUIは拡張にコストがかかり汎用性を持たせることがとても難しくなりますし、CUIは高機能になればなるほど設定パラメータの表記が憶えきれなくなり、生産性が低下していきます。
DEFUIなら、設定パラメータが増えるほどCUIより開発効率が上がりますし、GUIより低コストで改変や拡張が行えます。
また、時間のかかるプリプロダクションと、コストのかかるポストプロダクションを完全に分離できるようになっていて、
前者ではアイデアプロセッサ&ファイラーとして利用され、そのまま同じプロジェクトデータで後者の管理を行えます。
そのため、一人でこつこつとリトライを繰り返す作業形態にも、分業制をとり多人数で一斉に作り上げる作業形態にも対応できます。
インストール
ダウンロードしたアーカイブファイルを解凍すると、sketchフォルダが作られます。このフォルダ以下を、そのフォルダ構造毎好きな場所に移動させてください。これで基本的なインストールは終了です。
sketch/ 緑は書き込みが発生するファイルやフォルダ
+- data/ (新規プロジェクトの作成に使うデータ郡。ExHIBITもこの下)
+- DOC/ (ライセンス等のドキュメント)
+- help/ (オンラインヘルプファイル)
+- magic-bullet/ (自分で定義したグローバルなマジックブリット郡)
+- tools/ (DbgViewをはじめとするツール類)
+- sketch.exe
+- sketch.configuration
+- init.rnf
+- ogg.dll
+- vorbis.dll
+- readme.html
tools/ フォルダの下には、sketchによる開発で使用する retouch.info 製のツールがすべて含まれています。
このフォルダにパスを設定しておくと開発が一層容易になります。
なお、tools/フォルダは、sketchから外部コマンドが起動される場合は、パスの登録にかかわらず必ず走査されます。
DbgViewを利用する場合は、
マイクロソフトのDebugViewのサイトから
DbgViewの最新版をダウンロードして(ページの一番下に Download DebugView(***KB)というリンクがあります。***はバージョンによって違います)、解凍します。
できあがった、DbgView.exe を、「sketch.exeがあるフォルダ/tools/」にコピーします。
このフォルダは、sketchが実行ファイルを呼び出すときにチェックするフォルダで、ここに入れておけばパスを通さなくてもOKです。
VISTAへのインストールについて
sketch.exeは、同じフォルダにある sketch.configurationに書き込みを行います。
また、tools/フォルダ以下にある一部の実行ファイルは、自分と同じ位置に、iniファイルを作成し書き込みを行うものが含まれています。そのため、VISTAの場合はUserによる書き込み権限のあるフォルダに配置して下さい。
Program Filesの下にコピーした場合、そのままでは、sketch.configurationへの書き込みに失敗するかもしれません。
アンインストール
インストール時に作成されたsketchフォルダを、フォルダの下丸ごと削除してください。
アップデート
アップデートツールが提供されている場合は、それをご利用ください。
そうでない場合は、sketch.exeだけが提供されますので、単純に上書きすればOKです。
フルセット版が提供された場合、現在のインストールフォルダ名 sketch/を、たとえば、sketch_/ 等にリネームして待避してから、新しいフルセットをインストールします。
後は適宜、古いバージョンから必要なファイルをコピーしてください。
情報が記録されるのは、上記の緑の二つのファイルとフォルダだけです。
tools/ に自分でインストールしたファイルがあるなら、それも複製するか、新たにインストールしてください。
コピーが終了して不要になるなら、sketch_/ は削除してかまいません。
ライセンス
音楽の再生に Ogg Vorbis / (C)2007 Xiph.Org Foundation が使用されています。
PNGの展開に、Jean-loup Gailly および Mark Adler の libpng library および zlib library が使用されています。
それぞれのライセンスについては、DOC フォルダの下の
OGGVORBIS COPYING
ZLIB LICENSE
LIBPNG LICENSE
を参照してください。